未来をつなぐ夢はさみ 2012年度 活動報告 vol.2|カンボジアでの美容職業訓練レポート|Special

未来をつなぐ夢はさみ 2012年度 活動報告 vol.2

自立への歩み。

第7回目のプログラムに参加したティアラ(18)が、NGOからの資金協力を得て、店舗兼住居のサロンをオープンすることに成功。ビジネスパートナーは同プログラム2010年参加のファロ。

二人はARM(アメリカ資本の人身売買にあった子どもたちの自立支援を促進する施設)で保護されている子どもたちであったが、夢はさみをきっかけに美容技術を身につけ、オーナーとしてサロンを経営するに至っています。 

ティアラは「成功を掴み取る女性」と、本プログラムの通訳(カンボジア人女性)にも言われている程、とても負けず嫌いな性格の持ち主。
インタビューでは、夢について、「本当は医者になりたい。でも、それには時間もお金もかかる。とても現実的ではない。その点美容師はより現実味がある。まずはカット技術を習得して、サロンを経営したい」と淡々と述べました。

プログラム最終日のモデルデー(モデルをカットするイベント)では本プログラムで習得したメンズカットを実践、男性の髪を次々とカットし、刈り上げにも挑戦。見学に来ていたサロンオーナーのカットも意欲的に引き受けるなど、一日で最多の8名のモデルカットを実践しました。

そんな彼女も、トレーナーとの別れ際は、「美容師を職業として選択できるよう、熱心に指導してくれて本当に有難う。大好きな先生に帰ってきて欲しい。又帰ってきて私たちと時間を過ごせるよう、毎日願っています。先生が私たちにしてくださったこと、先生のやさしさに心から感謝するとともに、先生の事を一生忘れることはありません。」と涙を流しました。

彼女たちは、2年前と今年のプログラム修了証書をもとに、NGOからの資金調達に成功したそう。ちなみに、サロンオープンには備品類をあわせると20万円の資金が必要であったとのこと。

カット1回につき70円足らずのカンボジアの田舎町でサロンを営み続けること、そして、着実に資金返済が完了するのはまだまだ先のことにも思えるが、彼女たちの意思や努力を見守っていきたいと思います。