未来をつなぐ夢はさみ 2015年度 活動報告 vol.6|カンボジアでの美容職業訓練レポート|Special

未来をつなぐ夢はさみ 2015年度 活動報告 vol.6

インターンシップ 実施レポート

ついに始動!「夢はさみ」新プロジェクト
■子どもたちにとって、未知なる大都会“プノンペン”にドキドキ
第14回の「未来をつなぐ夢はさみ」が幕を閉じた翌日、新たなプロジェクトの幕開けです。
卒業生3人が、な、な、なんと首都プノンペンにある日系美容室で就職に向けた2週間に及ぶインターンシップ(研修)に旅たちます。
このインターンシップは「髪結」様、「TokyouBiyori」様のご協力と夢はさみの活動に対する共感を頂いたことで実現いたしました。
子どもたちにとってプノンペンは大都会。様々な不安要素がありますが、トレーナーの伴さんがインターンシップに同行してくれた事で、少しホッとした部分もあるのが表情から読み取れます。
赤土、草原、デコボコの道をひた走ること約6時間…プノンペンのビル郡が目に入ってきます。
3人は目を丸くし、巨大なビルを眺め、口が開いたまま塞がりません。
それもそのはず。圧倒的な人の量、行きかう車とバイクの大騒音、首都プノンペンの雰囲気に完全に圧倒されていました。
プノンペンに到着してすぐ、明日からお世話になる美容室に挨拶に向かいます。
さぁ、明日からインターンシップの始まりです。

■日本式の接客と技術に戸惑いながらも頑張る3人
1週目は髪結さんでのインターンシップです。サロンにお邪魔すると、三戸さんが待っていてくれました。
そして、スタッフと同じ制服を支給され着替え終わると、短い間でも日系サロンの一員になれた喜びが伝わってきます。





まずは、店内清掃。サロンにとって清潔感はとっても重要です。一般的なカンボジアの美容室は店内に様々な物が転がっているので、ここまでピカピカに掃除をすることも皆無です。技術以外の部分を学べる機会はとっても重要です。
日系サロンならではの「もてなしの心」も習得していきます。
もちろん、技術指導を教授いただきます。最初に髪結のスタッフをモデルにシャンプーを披露します。しかし、カンボジア人スタッフからいきなりのダメだし…。これまでバッタンバンでOKだった技術が一気に否定されます。
また、ブロー技術も然り。子どもたち自身、ある程度自信があった技術が悉く修正されていきます。これまで見習いをしてきた環境と、ハイレベルを提供するプノンペンの日系美容室との差をココで痛感します。
こういった事もインターンシップの醍醐味です。緊張で始まったインターンシップも、数日経つと持ち前の明るく素直な性格が功を奏し、徐々に順応していきます。



あっと言う間の1週目を終え、2週目はTokyoBiyoriでのインターンシップです。
場所は、食材や雑貨、食べ物の屋台等がひしめくマーケットの目の前という賑やかな場所にあります。
店長の平賀さんがお出迎えしてくれました。プノンペンに来て、1週間経過していたということもあり、少し緊張感から開放されたような表情です。むしろ、ここから更に勉強するぞ、という意気込みが伝わってきます。
実際にお客様に対して、仕上げ前のマッサージをさせて頂いたりと、練習とは違う緊張感が重要な経験に繋がります。
真面目に、平賀さんのご指導を受け入れ、少しずつ日系美容室仕様!?にも慣れた頃に、インターンシップは終了を迎えます。



店長の平賀さんは「色々と初めての事も多かったようですが、興味を持って、真面目に取り組んでくれました。それぞれ個性があって、素直な子たちです。教える側でしたが、私も3人から多くの物を学ばせて頂きました」とコメントを頂きました。
この2週間、3人にとっては大きな大きな経験になったと確信しています。美容師に限らず、ひとつの仕事に従事し、自立していくことは沢山のエネルギーが必要です。NPO法人に保護されている子であれば、尚のこと。しかし、この経験を経験で終わらせること無く、自立に向けて勇敢に立ち向かって欲しいと切に願います。
その後の3人の夢の旅路…続きは12月頃、アップデート予定です。お楽しみに!!