未来をつなぐ夢はさみ 2016年度 活動報告 vol.2|カンボジアでの美容職業訓練レポート|Special

未来をつなぐ夢はさみ 2016年度 活動報告 vol.2

第15回、第16回、第17回 実施レポート

■第15回実施レポート
夢はさみの活動が海を越えて伝播していた!

『未来をつなぐ夢はさみ』も15回目を迎えました。毎回、日本全国からボランティアトレーナーを募集しているのですが、今回はなんと海外在住の日本人美容師さんからも応募があったのです。ずっと、夢はさみの活動はホームページを通じて把握していたらしく、思い切って今回応募してみた、ということでした。社会貢献に対する想いも強く、トレーナーとしてご協力いただくことになったのですが、その他のトレーナーとは現地カンボジアにて初対面というドキドキから“夢はさみ”がスタートしました。
もちろん、日本の美容師さんだけを対象としていた訳ではないのですが、実際に応募を海外から頂くとは思っていなかったので、『未来をつなぐ夢はさみ』が海を越えて伝播していることにビックリしました。又、2008年から積み重ねてきた事が実を結んだ結果だと感慨深いものがあります。





■第16回実施レポート
炎天下でのトレーニングに嬉しい一言

トレーニングは連日37度を超える太陽の下で13名の子どもたちに対して行いました。ほとんど美容経験のない子どもたちばかりで、ハミサの持ち方も上手くいきません。手を添え、体を添えて一つひとつ伝授していきます。初めは双方緊張していましたが、気さくなトレーナーのお陰で少しずつ覚えが早くなり、言葉は通じないものの技術の進歩がめまぐるしい日が続きます。歯を食いしばり、一心不乱に髪と向き合います。
最終日のトレーニング終了後、ある男性参加者がどうしても伝えたいことがあると、トレーナーに向けて話始めました。『これまで様々な職業訓練を受けてきたが、どれも楽しくなく、続けることができなかった。しかし、こんなに短期間で1つのことに集中したことは無かったし、何よりも楽しい!美容師になりたい!』と。トレーナーにとっては炎天下なんて吹っ飛ぶ、何よりも嬉しい瞬間でした。





■第17回実施レポート
子どもたちが日本語で読んでくれた手紙

無事に本年度の『未来をつなぐ夢はさみ』の全日程が終了しました。
今年もたくさんの子どもたちに“美容の素晴らしさ”や“楽しみ”、“夢のある仕事だ”ということを、
参加してくださったボランティアトレーナーを通じて伝えることができました。
ご支援、ご声援くださった全ての方に感謝申し上げます。

さて、今回の『夢はさみ』は、2ndトレーニングから4ヶ月のインターバルを持って、
2人のトレーナーと共に、再度カンボジア/バッタンバン市にやってきました。
双方ドキドキの初対面。やはりこの瞬間が一番緊張します。そして、一番大事な瞬間です。
ただし、今回ばかりは私の不安はキレイさっぱりと吹き飛びました。

事前に打ち合わせてきたのか、笑いの要素を取り入れたカンボジア語の挨拶で、生徒たちは大ウケ。
いきなり心をつかんでしまいました。美容師のコミュニケーション能力には恐れ入ります!
心が通ってしまえば、あとはメリハリを効かせてトレーニングです。
誰ひとりとして退屈そうな態度をとることなく、素直にトレーナーの話に耳を傾け、
身振り手振りに目を凝らし、少しでも技術を盗もうと真剣です。
トレーナーはすぐに個々のクセを読み、一人ひとりに合わせた修正をしていきます。
姿勢や髪の扱い方などハサミの技術以外の事も伝授していきます。

不安定な天気の中、怒涛の1週間があっと言う間に過ぎます。
修了式の最後、今回は初めて生徒から手紙の朗読がありました。しかも日本語で。
ハードなトレーニングが続く中で、自分で調べて少しずつ作成したんだと思います。
本当に本当に心に響く体験でした。この手紙はトレーナーにとって、とても大切な宝物となることでしょう。

又、ご支援くださった寄付金で、今回は初めてオリジナルTシャツを作成し、
みんなで士気を高め同じ気持ちをもって1週間トレーニングを行う事ができました。