未来をつなぐ夢はさみ 2017年度 活動報告 vol.3|カンボジアでの美容職業訓練レポート|Special

未来をつなぐ夢はさみ 2017年度 活動報告 vol.3

第19回トレーナー感想 “未来をつなぐ夢はさみ”に参加して




第19回トレーナー感想 2017年7月

伴 麻里恵さん(Loose PRODUCED BY IWAI)



1年9か月ぶりのバッタンバン。感じたことを、残しておきたいと思います。

自分の言動は、自己満足で終わっていないだろうか?

反省が浮かぶきっかけは、通訳ティダの
“あなたはカンボジアの教育を知らない”という言葉と
シュワルツコフ谷水さんの
“トレーナーのこだわりは、生徒が必要としていることなのか?”という問いかけです。

多くのカンボジア女性がロングのストレートスタイルを好むことから、生徒が習ってすぐ使える技術は、カリキュラムに多く取り入れているショートスタイルカットではなくストレートパーマだが、薬剤と方法の違いから技術提供は難しい と以前シュワルツコフ鈴木さんから聞いていました。
それでも少しでも必要とされている教育を提供したいという思いと、私たちはリアルな現状を知りえないからこそ、学んだことからカンボジアンスタイルを創り上げるのは生徒たちの領域じゃないかという思い。両方ありますが、ロングスタイルのバリエーションを増やす、夜会巻き 抱き合わせを取り入れるなど、薬剤や電力を使わなくても出来ることはあるかもしれないと感じました。

こだわりについても反省があります。
生徒たちのクランプは高さ調節が出来ないことから腰を痛めないよう、膝を曲げて腰を落としてカットするようにこだわって伝えました。みんなで一緒の姿勢をとったりして楽しかったのですがかっこ悪く映ったのか、あとからワット(日本語が少しできる生徒)に“先生のはジャパニーズスタイルね。これ(腰を曲げる)がカンボジアンスタイル”と言われてしまいました。
本当に伝えたかったのは 正確なカットラインと自分の体の為に、見上げたり見下ろしたりしないで目線でカットすることの大切さで、それができるなら膝を曲げる以外にお客様の椅子を上げたり、技術者が椅子に座ったり、お客様に立っていただいてもいいのです。
本質をシンプルに伝えるには、もっと日ごろから なぜそうするのか を追及しておかなくてはと課題が見つかりました。間に入るティダを混乱させない為にも。
最後に英語力です。
3年前初めて訪れた時より確実に、英語を理解し使う生徒が増えていました。
生徒がここと指したのでどう切るのか聞かれたのだと思い、こうだよ!と動作で答えたら
Example?と聞かれたのです。
(??? え~~っとfor example なら知っているけど……例えば…?
他の例が知りたいってことかな? わからん!とりあえず笑っておこう!)

後でグーグル検索したところ、2番目の意味に手本 模範とあったのです。
たぶん先生のようにすればいいの?と言っていたのだと思いますが時すでに遅し。
まさか辞書の2番目の意味を使ってくるとは!
その他にも英語が登場する場面が数多くありました。

もちろん情熱や動作でも想いは伝わる技術職ですし、通訳もついてくれていますが、このペースでカンボジアの英語教育が進めば、生徒に先生英語わからないの?と言われる日も近い 中学英語レベルからさらに後退している場合じゃない 学ばねばと痛感しました。

成長するための振り返りと反省。次の行動に生かします。

最初の自己紹介で参加理由を 美容が好きだから 美容を職業にしたいから と答えた生徒たちは、言葉の通りカットを身につけるために妥協なく集中して挑み、モデルデーでは炎天下で一人6人以上カットしました。自分のカットで喜んでもらえる嬉しさは、今後も練習する原動力になってくれることと思います。

リィナ ポリー ワット カンニャ スレイネーイ スライニーン マリナ スレイロア マリー ソフィーア ラッタナー スライノッ クムリアム スレイロム ソッキア
サムアー 私たちお互い成長して、必ずまた会いましょう!

ヘンケルシュワルツコフ様 国境なき子どもたち様 ナルトシザー様 サプラス様
岩井文男美容室 Looseスタッフ お客様 友人 家族 伊藤さん 栗木さん 鈴木さん
谷水さん ティダ ラッタナー フーワ チャントーン キムフィー 協力してくださった全ての皆様に、心より感謝申し上げます。

本当にありがとうございました。




栗木 智美さん(La Mode IWAI jingu)



今年で3年連続の夢はさみ参加。また初めての生徒と出会い、生徒1人1人の美容に対する情熱をひしひしと感じました。
技術は、自分のものにしたら誰も持っていかない自分の財産です。
最後まで諦めず取り組む姿勢、5日間での技術の上達のすごさに驚きです。

カンボジアの国の発展も多く感じます。
何もが便利な世の中ですが大切な心や、時間がかかっても自分でやり遂げていく大事さがあります。

美容師にしかできない夢はさみから将来の美容師が少しでも増えていって欲しいです。

ありがとうございました。




伊藤 由紀さん(La Mode IWAI 中津川)



今回も教えるより教えられた夢はさみでした。

技術披露では、前回の経験を活かして限られた時間の中で生徒さんと仲良くなりたくて、披露だけではなく全員参加型にして生徒さんの性格なども感じ取る事ができました。みんなで笑って大きな声を出し一体感がありそこからスタートできました。
生徒さんの自己紹介の中で参加した理由が聞けて、美容師になりたい!お店を持ちたい!
胸に熱くなるものがあり、みんなの夢をこのハサミに託したいと強く思いました。

去年と変わらず暑さとの戦いでしたが、そんな中でも素直で向上心の高さ!ひたむきに頑張る姿!生徒さんから多くを学びました。
今回は現地の美容学校の講師の方も参加されて現地の美容も知る事ができました。
言葉の壁はあるけれど、去年に続き見て学ぶ、体で教える、1番大事な基本の教え方ができると感じました。

最終日のモデル、現地の小学生との触れ合いも楽しみの一つです。純粋でキラキラした瞳はとても眩しく感じました。
生徒さんが休みなくモデルさんをカットする姿に、この4日間での成長を感じ取る事ができました。みんなの姿が自信のあるとてもステキな姿で何より楽しんで輝いてました。

2年連続だと「再会」という嬉しいことも経験できました。去年の生徒さんが最終日に参加してくれ成長した姿を見る事ができました。また学びたいと言ってくれて嬉しかったです。

今回の16名の生徒さんの1人でも多く、夢が現実になる事を願います。

夢はさみを通して私は得るものが多く、改めて美容の仕事の考え方も変わりました。
日々の忙しさの中で忘れかけていたものをカンボジアで取り戻せて、今まで以上に仕事の楽しさを感じてます。そして沢山の方に支えて頂き感謝しかないです。

同じ目的を共有し、共に過ごした時間は一生私の宝物 財産です。