未来をつなぐ夢はさみ 2016年度 活動報告 vol.3|カンボジアでの美容職業訓練レポート|Special

未来をつなぐ夢はさみ 2016年度 活動報告 vol.3

第15回トレーナー感想 “未来をつなぐ夢はさみ”に参加して

第15回トレーナー感想 2016年6月

中原菜都美さん(ブランシェ神領店)


今回この夢はさみに参加させて頂いて、美容師としてはもちろん、いろんな面ですごく勉強させて頂きました。

まず今思い返して一番印象に残っているのは、生徒達の一生懸命さです。

38度の暑い中、一日中外で練習しているにも関わらず、まったく集中力を切らすことなくみんな一生懸命カットしていました。

カンボジアでは技術を教えてもらえる環境が整っていないから、みんな教えてもらうことが新鮮で嬉しいという話を聞いて、よりこちら側も負けないように必死になりました。

そして、みんなの成長の早さにも驚きました。
正直練習を始めて5日で実際に子供達をカットするなんて日本では考えもしなかったですが、本気で取り組めばこんなに成長できるものなんだと教わりました。

日本でもカンボジアでも、どんな環境でも置かれた環境を当たり前に思わず感謝の心を持って、もっともっと本気で取り組めば、自分たちももっと成長できるんだと感じさせてくれました。

練習環境に限らず、すべての物事においてその気持ちは忘れないようにしなきゃいけないと改めて気づかされました。

カンボジアの子達の目はみんなまっすぐでキラキラしていました!
いつかまたみんなが立派に美容師をしているのを絶対に見に行きたいし、自分も負けないように頑張っていきます。

このような貴重な経験をさせて頂き、本当にありがとうございました!




若林公太郎さん(Ondine 三軒茶屋)


『夢はさみ』に参加するにあたり、初めてカンボジアという国に触れ、ポル・ポト時代の影響で今に至ることを知りました。

でも、実際に子どもたちや街の人たちに触れるとそんな暗い過去なんて感じさせず、みんな笑顔の絶えない明るい人々でした。

『夢はさみ』に参加して感じたことは、『美容師と言う仕事は、世界中で必ず笑顔を作れる素晴らしい仕事なんだ‼』ということ。

生徒たちの情熱はすさまじく、講師として参加した私たちが驚く勉強熱心さ。
そして急激な成長。これは東南アジアに対して私がイメージしていたそれとは全くの別物でした。

モデルカット当日、児童を集めいざスタート。
真剣な眼差しでカットする生徒たち。

切り終わった後、鏡を見る子どもたちの顔が素晴らしい笑顔に。
そして、その笑顔になった子どもが次から次へとモデルを呼び込む。

けして上手いとはいえないレベルだが、思いの伝わるそんな技術。
美容師にとって最も大切なことは、この『笑顔を作れる力』。

言葉なんて、技術なんてあとからついてくる。
この事を伝えられた事と、またその事の素晴らしさを改めて実感させられた、とても貴重な経験となりました。
技術を与える立場だったが、気づけば自分が逆に与えてもらった気がします。

参加後、考えることがとても多くなりました。
外に出ることや、違った環境を見ること、そこで感じること。
今までの自分を振り返り、自分自身を問いただし、今やるべきことが見えました。

ありがとうございます。




助川将登さん(loRe 経堂)


今回参加させていただき、初めてカンボジアに降り立ちました。

当然、日本とは衣食住や歴史など違いをたくさん肌で感じることばかりで、それだけでも刺激をうけました。

今回のKnKの子どもたちは、とにかく全てを習得したいという思いが強く、38度の炎天下の中での集中力は凄まじく、私たちが逆に勉強させられました。

正直、5日間での職業訓練は短く、伝えたいことが沢山あるがすべて教えることはできませんでした。

でも、スキルもそうですが、人をキレイにし、更に幸せにする事の出来る美容の仕事の楽しさを知ってもらうことができただけでも、僕自身は本当に嬉しかった。

この研修を通じて更にカンボジアを豊かに、そして世界に挑んでほしいなと思った、最高のプロジェクトでした。

必ずまた時間を作り、1人でも多くの活躍する美容師が出てくることを願います。




吉井美由紀さん(One piece by Hisato / ジャカルタ)


今回、同じ東南アジアのインドネシアから参加させて頂きました。

まず、ベトナムに着いて感じた事はベトナムも貧富の差が大きい事。

人口が少ない分、富の人もそんなに多くはないのでしょう。町中の至る所でボランティア活動や支援団体の名前をよく目にし、国自体がまだまだこれからなのだと感じました。

研修前に訪れたキリンフィールドでは、カンボジアの歴史を知る事が出来ました。

活動前にこれから接する人達の国の背景を知る事は、とても大切な事だと思うので勉強出来よかったです。

たった41年前の出来事です。ポルポト政権後、国の85%が14歳以下の子どもたち。15歳以上の人達でも知識人は少なかった事でしょう。そこから少しずつ変化していき、今ではAEON MALLが出来ていたり、道路整備が進んだりと発展を感じる一方で、その時代の流れについていけずに、貧困から抜け出せずにいる人も多くいるのだろうと思うと、支援の手が届く所と届かない所で、今後更に格差が生まれていく事の不安も感じました。

今回の受講生も様々なバックグラウンドがあるのだと思います。

17歳〜37歳の方が参加されていました。

言葉の壁もある中で、いかにわかりやすく教えていくか、どんな印象の中で経験をし、トレーニングが終わった後の彼らに何を残せるのか、その思いでいっぱいでした。

自ら質問をしたり、受講生同士でも助けあったりと前向きに頑張っている姿がとても印象的でした。

ここで初めて出逢い、合流したトレーナーは、同じように高い志を持った最高の仲間でした。

ゆえに、最終日に全てをやりきった後の想いは、トレーナーにとっても受講生にとっても、とても大きなものだったと思います。

この想いを忘れずに、それぞれがこれからの未来にプラスとなるように生かしていく事が出来ればと思います。

私にとってもここでの経験と出逢いは、とても貴重なものでした。

日本に生まれ、当たり前のように様々なことを学ぶ事ができ、情報で溢れている事に、海外に出るまでは気づく事も出来ませんでした。

日本人というだけで、ブランドにもなります。その有難い環境の中で、甘んじる事なく貪欲に様々な事にチャレンジし、学び、それをしっかり伝えていきたいと思います。

そして、今後の活動にこの経験を十分に活かし、インドネシアにも落とし込んでいきたいと思います。私にとっての夢はさみの第2章を作っていきたいと思います。

素晴らしい経験をさせて頂き、ありがとうございました。