未来をつなぐ夢はさみ 2012年度 活動報告 vol.6|カンボジアでの美容職業訓練レポート|Special

未来をつなぐ夢はさみ 2012年度 活動報告 vol.6

“未来をつなぐ夢はさみ”に参加して

第6回トレーナー感想 2012年10月
三上晃輝氏((有)ラ・ムール)



今回の『未来をつなぐ夢はさみ』に参加できたことは私の美容人生に大きな変化を与えてくれました。行くまでは、何からどのようにしたら良いか分からず、不安でいっぱいでしたが、生徒達の期待に満ちあふれたキラキラした瞳と、心からの出迎えに不安は一瞬で吹き飛びました。

言葉は通じずとも、とても一生懸命学んでくれ、すぐに打ち解けることが出来ました。

しかし、このように学びたいと強い意志があっても、まだ発展途上なため美容文化はしっかり根付いておらず、金銭的にも学ぶことが出来ません。また、カンボジアでは15歳で成人とみなされる為、ある一定の歳を迎えると就職先が決まっていなくても施設を出ないといけないそうです。居場所を失った子供達の中には、ストリートチルドレンや、人身売買など誤った道へ戻ってしまうケースもあるとお聞きしました。

この現状を知っても、自分に出来ることは小さいため、このような現状やボランティア活動をより多くの人たちに知ってもらうことが必要だと強く感じました。

共感、行動出来る人が増えれば、子供達の未来をつなぐことが出来ます。ハサミ、美容の力で、大きな夢を持てる子供達が増えるように、もっとLAMOURグループ全体での活動、取り組みを強化し、大分、九州に広めて行きたいです。九州では、まだこの活動を知らない方が多く、九州からの参加は私が初めてでした。今後もっと多くの方達に知ってもらえるように積極的に広めていきたいです。

また、今回の同行スタッフ、参加メンバーと出会えたこと、交流がもてたことで、私自身大きく成長できたと感じております。

このボランティアに参加させてくれた社長、スタッフ、家族、お客様、応援してくださった全ての方に感謝です。




大沢由美子氏((有)アンジー)



『若者の家』での5日間で、振り返りながら目に浮かぶのは、子供たちの笑顔とカットしている時の真剣な顔です。彼らを見て、私自身も美容という仕事が心から好きなんだと、再確認してきました。

また、そこへ向かう途中の道のりでの目に映る景色は、私が人と仕事とモノにどれだけ恵まれているのか、 気づかされるものでした。

このボランティア参加するか悩み、またカンボジア行きが決まった後の不安なときに後押ししてくれた言葉があります。

「共に成長してゆく」

してあげるという一方通行ではなく、自分が何かを得るためでもなく、共に成長していく・・・子供たちのカット技術の向上とともに、私も多くのことを学ばせていただきました。

カンボジアで感じたこと、見てきたことなど、人へ伝えることや行動することで、私も成長していきたいと思います。

志望動機に恥ずかしながら、こう書きました。「美容師になりたいと思う子供が一人でも出てきてくれて、一人前の美容師として活躍するようになることを願い、その始めのきっかけに自分自身がなれれば、嬉しく思います。」と。

今は、変わりました。「自分の未来の選択さえも許されなかった子供たちが、美容師でなくてもいい。彼らが、この『夢はさみ』の仲間と学んだことを胸に、自分が楽しいと思える仕事を続けてほしい。そして、カンボジアで働く多くの美容師たちが、安定した美容技術を提供されるようになり、《ボランティア必要なし!》となる日が来ることを願います。」

参加を支えてくれた方々と、夢はさみの一員として迎え入れてくれた方々に感謝いたします。貴重な経験をさせていただき、ありがとうございました。

こうして思い出すと、彼女たちに会いたいと寂しいですが、また会える日を信じて。