未来をつなぐ夢はさみ 2012年度 活動報告 vol.7|カンボジアでの美容職業訓練レポート|Special

未来をつなぐ夢はさみ 2012年度 活動報告 vol.7

“未来をつなぐ夢はさみ”に参加して

第7回トレーナー感想 2012年11月
横山誠人氏((有)ビューティサロンかもい)



『未来をつなぐ夢はさみ』でカンボジアに行けて本当に良かったと感じています。

ボランティアトレーナーとして参加したきっかけは、2011年3月の東日本大震災です。日本が震災で困っている時に、外国から救助、支援の助けを受けたからです。それまでは、私はボランティアに参加する事ありませんでした。私自身が美容師として、美容室の経営者として一生懸命に仕事する事で精一杯でした。ボランティアをするという心の余裕も時間も無かった。お恥ずかしい話ですが、本当の事です。

でも、震災後に日本よりも困っている国や貧しい国の方達も、日本を救助し、支援し、助けてくれた姿をTVの報道で見るにつれて、自分の考えは変わりました。『海外の方に、日本を助けてもらったお礼がしたい!』『何か出来る事があれば、したい!』と自然にそう思えたのです。人と人が、助け合うことの大切さを感じました。

それから、シュワルツコフが主催する社会貢献活動で【インドネシアの障害者福祉施設】【タイの津波による災害孤児院】へ美容師の仲間とチャリティーカットに行きました。カットした子供たちが本当に笑顔で喜んでくれる姿に、ボランティア活動の素晴らしさを見つけました・・・『人を喜ばせると自分も喜べる。誰かを喜ばせることは、自分をも喜びでいっぱいにする。どんなに小さな事柄でも人を喜ばせることが出来ると、私たちの心も両手も喜びでいっぱいになるのだ。』という有名な言葉を実感することが出来ました。

『未来をつなぐ夢はさみ』でカンボジアに1週間行くことは、日本の美容師にとって簡単な事ではありません。行く前に、美容室の事、お客様の事を考えたら難しいです。でも、一緒に働く仲間、お客様に話をすると、多くの方が『それはイイ事だから、ぜひ、行って話を聞かせて』と賛成してくださいます。参加することを悩んでないで、周りに相談する事で解決できました。

今、カンボジアの若者は、日本の美容師さんが美容技術を教えてくれることを心から望んでいます。ボランティア・トレーナーとして多くの方がカンボジアに来てくれる事を願っています。彼女達は『美容師になりたい!』という夢を持って、真面目に、真剣に、一生懸命に取り組んでいます。

ただ、貧困であるが理由で夢を叶えられないでいる彼女達には、手助けが必要です。日本の美容技術を伝える事が夢を叶える手助けであり、何よりも最高の支援になります。

一週間の指導を終えて、帰国する時に涙を流して『ありがとう』って伝えられた時に『自分は美容師をしてきて本当に良かった』と心から思えました。『人に教えることは、自分の勉強にもなります。』実際に現地では、美容師としての成長に役立つ時間だった思えます。今回、ボランティアトレーナーとして参加した全ての美容師さんが『行って良かった』『自分の為にもなった』と言っています。ぜひ、これを読んで下さった『あなた』が『カンボジアに教えに行こう!』と思って頂ければ僕は、本当に嬉しいです。

また、行くことが困難な方は、ぜひ『使い古したハサミ』をご寄附して下さることをお願いいたします。日本の美容師が不要と感じるモノも、カンボジアの若者にとっては、『キラキラした宝物』になります。どうぞ、ご協力をお願いいたします。

『未来をつなぐ夢はさみ』の今後の活動も、トレーナー卒業生として応援していきます。これから参加されるボランティア・トレーナーの方を応援していきたいです。小さな事でもご質問があれば遠慮なく聞いてください。

最後になりましたが、貴重な機会を与えてくれた、皆様に心より感謝しています。本当にありがとうございました。




松本壮史氏((株)イズム)



今回、『未来を繋ぐ夢はさみ』に参加させて頂いて、美容師観を越え、人生観を大きく変える旅となりました。

生徒達は過酷な人生で、大変なんだと決めつけていました。

しかし、日本人が忘れかけている愛情、思いやり、目の輝き、前向きな姿勢、そして何よりくもりひとつない笑顔を持っていました。

講師の僕たちが暑ければ汗を拭いてくれる。技術が追い付かない生徒がいたらできる子が率先して教えてあげる、とっても綺麗な心を持った生徒達でした。

僕はこの日本人が忘れかけている『愛』だったり『笑顔』など、逆に教えてもらった気がします。

今後、カンボジアという国が良くなるにはもう少し時間がかかりそうです。こういう事は続ける事に意味があると思うので将来的にはこのような自立支援のボランティアを続けて行こうと決意しました。

そして、夢はさみの活動を是非、特に若い美容師さんにどんどん参加してほしいと願っています。

僕は山ほど今回の事で伝えたいことがありますが、口では絶対伝えきれません。体験してこそ感じる事がたくさんあると思います。

こんな時代だからこそ、愛や、絆を大切にしていきたいです。

今回一緒に行けたメンバー、シュワルツコフさんに心から感謝します。ありがとうございます。