ストリート感溢れるスタイルを牽引 Part Ⅰ|人気スタイリストのお仕事スナップ|Special

ストリート感溢れるスタイルを牽引 Part Ⅰ

サロン : ARTISM / ディレクター:太田黒宏さん - FILE No.0006 -

原宿を拠点にサロンワークに加え、ショーでも活躍するARTISMディレクターの太田黒宏さん。常に美容の発信地である原宿の魅力とともに、自らのサロンワークに対する考え方を語っていただきました。

【 歴史に残るサロンを目指して 】

シュワルツコフ(以下、SKP):原宿店オープンから5年ですが、改めてARTISMのサロンコンセプトについてお聞かせください。
太田黒宏さん(以下、太田黒):このサロンをオーナーのHAJIMEと創設するときに最初に掲げたのが、「100年続くサロン」というコンセプトです。
そして「常に全身全霊であり、既成概念にとらわれず、歴史に残るサロンづくり」ということを常に心掛けたサロンワークを目指しています。
SKP:「歴史に残るサロン」とは具体的にどんなサロンだと考えていますか。
太田黒:僕等が考える理想のサロンというのは、サービスがすごくいいとか、すごいスタイルを創ることで実現できるとは思っていません。サロンを経営する以上、売上げも大切かもしれませんが、いかにお客さんがARTISMに特別な気持ちを持ってもらえるか。それには個人の技術、接客対応、店構えなど、様々な面で常に最高のものを提供し続けなくてはなりませんし、お客様といかに密な関係をつくることができるかにかかっていると思います。
SKP:太田黒さんが考えるお客様との信頼関係をつくる秘訣とは?
太田黒:お客様の希望を聞いたうえで、僕がほぼリードしながらスタイルを決めていきます。それは、お互いに信頼関係が築けているからですし、もちろんできないことは無理にしませんが(笑)。お客様の仕事、ライフスタイルを理解し、お客様のヘアスタイルへの希望にプラスαを提案するようにしています。例えば、先日会社を辞めて、新しくショップを開いたというお客様がサロンに来たのですが、いろいろと話を聞いていると、これまでと環境もがらりと変わり、気分も一新したかったはず。だから「絶対似合うから任せてください!」、そういって、ブリーチを提案させてもらいました。結果とても満足していただけましたね。そうやってお客様のライフステージや今の気分を反映した僕からの提案とお客様のニーズがうまく合致することが、良い関係を築くきっかけだと思います。

【 歩くだけでインスピレーションが得られる街 】

SKP:ARTISM、そして太田黒さんのスタイルの根底となるものとは?
太田黒:僕自身、原宿という街でこの仕事をして16年経ちますが、やはり“カジュアル&ストリート”というスタイルが根底にあります。それは、ラフな感じやナチュラル感といったものから、質感が極端にドライだったり、逆にすごくウェットだったりと、あえてキレイに創り込まない自然体のスタイルだといえます。
SKP:ARTISMにお客様が求めているものとは?
太田黒:ストリートな感覚を求められているので、カラーもハイトーンを希望される方が多いです。この時期ならハイトーンだけれどマットやアッシュ系といった感じで、季節によってニュアンスや質感に変化を求められますが、ここ最近はハイトーンのオーダーは増えましたね。また大人カジュアルというジャンルが確立されたこともあり、コンサバよりだった30〜40代の方にもカジュアルなヘアスタイルが増えています。ボブスタイルも毛先をラフな動きを出すなどちょっとした遊びゴコロが求められますね。
SKP:時代感をヘアスタイルに反映するうえで、太田黒さんのインスピレーション源となるものとは?
太田黒:雑誌などをチェックもしますが、とにかく街を30分でも歩くだけで十分。行き交う人々のファッションやヘアメイクで、時代の流れが見えてきます。原宿はそういう街ですね。

次回、太田黒さんが考えるヘアスタイリストとしての仕事の醍醐味、そして今後の展望についてお訊きします!

太田黒宏 / ARTISM
ディレクター
地元1店舗 原宿2店舗勤務後ARTISM代表就任。日本の美容会最高峰のジャパンヘアードレッシングアワードに3年連続してノミネート。2009 ライジングスター賞入賞。2010 ニューカマー賞 入賞。2011 エリア賞 入賞。サロンワークを中心に講師活動、一般紙、業界紙で幅広く活躍。
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