嬉しい、楽しい、幸せを感じられるサロンを目指して PartⅠ|人気スタイリストのお仕事スナップ|Special

嬉しい、楽しい、幸せを感じられるサロンを目指して PartⅠ

サロン:Overland / ヘアスタイリスト:伊佐 寛さん - FILE No.0009_1 -

表参道の賑やかな通りから少し入った閑静なエリアに佇むOverlandは、オーナーの伊佐寛さんの、ヘアスタイリストとしての理想が詰まったサロン。白い壁にナチュラルウッドのフロ―リング。大きな窓から柔らかい陽射しが差し込み、鏡台は2面のみというプライベートな空間で、伊佐さんが提供するヘアデザイン、サービスとは?

【 美容師としての全ての技術をお客様へ 】

シュワルツコフ(以下、SKP):Overlandは昨年に設立されたということですが、自身のサロンを立ち上げたきっかけは?
伊佐寛さん(以下、伊佐):自身のサロンを持ちたいという思いは20代の頃からずっとありました。とはいえ、そんなに大きいお店を望んでいたわけではなく、自分の仕事がお客様に行き届く環境が良いなと思っていました。大前提にその思いがありましたね。
SKP:サロンのコンセプトとして掲げていることは?
伊佐:これは経営理念にもなるんですけど、シンプルにお客様の嬉しい、楽しい、幸せを提供するということに尽きると思っています。お客様が心地良さを大切にしています。カットだけじゃなくて、シャンプーから始まり、全ての技術をお客様にしてさしあげたいですね。きちんと一人の人に、適切な時間をかけて、施術を行なっていきたいんです。常に集中を絶やさず丁寧な仕事ができる環境を考えた結果がこのサロンを形作ったと思います。

【 お客様の本当のニーズを探求 】

SKP:伊佐さんのヘアデザインの特徴とは?
伊佐:今まで勤めていたサロンで教わり経験したことから、ヘアをデザインとして捉える、という価値観が養われたと思っています。もちろんそれが自分の中の核となっているのは確かなんです。当時は雑誌やショー等いろんな場で発表させてもらいましたが、あくまでも作品なんですよね。当然作品作りの中からサロンワークにフィードバックされる部分もあるのですが、お客様にそのまま反映するものではないんですよね。ただヘアをデザインとして捉えるっていうところで、じゃあデザインって何だろうと突き詰めたくて、猛勉強しました。デザインに関する本を読みあさったり、専門家の話を聞いたり。
SKP:それはヘアデザインだけでなく、デザイン全般についてですか?
伊佐:そうですね。デザインに対しての価値観や見方はある程度自信を持っているのですが、一番大事なのはやっぱりここに来るお客様が喜んでくださることなんですよね。僕はひとりの美容師としてお客様に何ができるだろうと考えた時、自分の中のデザイン論なんて歯が立たないんです。お客様にとってはもっと違うところに大事なものがあるということを発見することができたのは非常に良かったと思います。

次回、ヘアサロンだけに留まらないカルチャーの発信地としての役割、Overlandならではの独自のプログラムの提案についてお聞きします。

伊佐 寛 / Overland
スタイリスト
山野美容専門学校通信科卒。2012年4月に表参道にOverlandをオープンする。
コンセプトは「“その人の、そのとき”に、そっと寄り添い、髪を通して、その人のなかにあるハッピーや勇気を引き出すこと」
髪を切るだけではない、”何か”を提供できる美容師という仕事に誇りと責任を持ちお客様に向き合っている。
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